CCSには、4つの技術が必要となります
CCSを実施するには、排出源からCO2を「分離・回収」し、回収したCO2を貯留場所に「輸送」し、地下深くにCO2を圧入して「貯留」する技術が必要です。そしてこのプロセスで、CO2や他の化学物質の漏洩がないかといったチェックをおこなうための「モニタリング」技術も重要です。
1. 貯留技術
最初に、CO2を貯留する場所をさがします。これを「貯留層探査」といいます。貯留場所は、活断層などが近くに存在せず、しかも、CO2を貯留するのに適した地層(貯留層と遮へい層)が存在することが条件になります。
貯留場所では、地上または海底から「貯留層」までの圧入井を掘削し、約1,000m以上の深い地中にCO2を圧入します。海底に圧入井を設置する場合、CO2輸送船から直接圧入する方式も検討されています。圧入井の掘削には、石油や天然ガスの試掘井や生産井と同様の技術が利用されます。
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2. CO2分離・回収技術
火力発電所や化学プラントなどの排ガスからCO2を分離・回収する技術です。
→ 詳しくは分離回収技術のページ
3. CO2液化・輸送技術
分離・回収した高純度のCO2を圧縮・液化して、地中にCO2を圧入する貯留地点まで輸送する技術です。
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4. モニタリング技術
CO2の分離・回収施設からは吸収剤であるアミン等の化学物質やCO2そのものの漏えいがないか、また地中の貯留層に圧入したCO2の漏えいがないかモニタリングします。
また、貯留後にはCCSの地上設備の環境モニタリングを行うとともに、管理を徹底し、施設からの化学物質やCO2の漏えいを防止します。また、海中や地中にpH、CO2濃度、微振動などのセンサーを設置し、CO2の漏えいを監視するモニタリングシステムを整備します。